貿易事務の仕事内容と年収
貿易事務とは、貿易の輸出入を行う際に必要となる各種手続きについて、事務処理の仕事を行う職業です。商品などを海外とやり取りする場合には、定められた各種の手続きや手配を行わなければなりません。輸入や輸出を行うための手続きには適切な書類作成が必要であり、貿易専門の事務担当者の存在が役に立ちます。
また、輸出入の手続きについてクライアントとの打ち合わせや関連データの入力作業、さらに資料をファイリングするなどの仕事を行います。さらに、貿易の手続き業務の中では、トラブルが生じるケースも多々あります。通関などでのクレーム対応や問題解決のための処理もまた業務の一つです。貿易が盛んになり頻繁に国境を越えて商品が行き来するようになった現代において、貿易に必要な事務処理を行う貿易事務の仕事は、重要度を増しています。
必要な知識・スキル
貿易事務の仕事に求められる知識やスキルとしては、輸出入に関する各種の知識が必要です。業界特有の専門用語なども頻繁に用いられるため、貿易関連の詳しい知識を持っていなければなりません。また、貿易では法律が深く関連することから、法の知識についても理解していることが大切です。
貿易事務は、事務処理を行う事が仕事であるため、書類を作成することができるスキルは必要です。さらに加えて、海外との貿易のための書類作成の業務では、英語を用いることが一般的です。このことから、英語の語学力や取引先の海外の言語の知識が少なくとも必要です。
仕事の適正
貿易事務にふさわしい適正としては、海外に興味がある人がこの仕事に合っています。貿易は海外との関わり合いが強い仕事であり、海外の相手と打ち合わせを行う場面も多いです。
貿易事務では、相手にものおじせずに対等に議論することができる能力が問われるため、国籍や人種に関わらずどのような人とも自信を持って接することができる人が、この仕事には向いています。さらに、貿易の手続きは、時間に追われる仕事でもあります。そのため、忙しい中でもきちんとスケジュールをこなすことができるセンスを持った人が、この仕事に対して適性を持っています。
年収の目安
貿易事務で得られる年収は、年収でおよそ300万円から400万円前後が多い傾向にあります。
貿易アドバイザーやマネージメントなどの役割を兼任すれば、得られる年収は増額します。
転職お役立ちガイド編集部
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