スポーツインストラクターの仕事内容と年収

「スポーツインストラクター」の主な仕事は、スポーツジム・フィットネスクラブなどで、利用者のレベル（年齢や体力など）と目標に合わせたトレーニングメニューを考案したり、運動の指導を行うことです。正しい運動方法とトレーニング機器の使用方法を利用者に教え、怪我などの事故を未然に防止するという目的においても欠かすことのできない重要な存在です。
指道現場では、予期せぬ事態が起こる可能性もあるため、スポーツインストラクターは平素から常に各利用者の状況などを見つつ指導を行うことが大切です。
一般的には、それぞれのジムやクラブに雇われて社員として所属するか、レッスン１回毎のフリーとして契約して働くタイプに分かれます。季節限定のスポーツ（スキー）などは、その期間のみの契約となる場合が多くあります。
自分が得意なスポーツを職業として活かせることや、指導を通して沢山の人と触れ合えるという点が大きな魅力です。

必要な知識・スキル

特殊な試験・資格などは定められていませんが、スポーツ指導者の資格の養成講習会で学び、スポーツ指導者資格（スポーツプログラマーなど）を取得すれば大きな強みとなります。
スポーツインストラクターに求められる能力は、担当するスポーツ種目のみに限定せず、栄養学・スポーツ生理学やトレーニングの方法などといった専門的な幅広い知識です。このため、スポーツインストラクターを目指す大半の人が体育・健康科学系学部などでの勉強をすることになります。これらに加え、スポーツの技術が一定の水準よりも優れているということも勿論忘れてはなりません。

仕事の適正

スポーツインストラクターという職業に向いている人は、日々、子供から高齢者まで多くの利用者を指導することになるため、コミュニケーション力があることと、利用者の指導をしながら自分も運動するというパターンを繰り返せるだけの体力を持っているという人です。
また、幅広い年齢層の指導対象者全員にとって理解しやすく、安全性の高い指導を行うことが大切であるため、相手の立場に立って考えることができる能力や分析力なども必要ですし、スポーツに関する最新の情報や練習法などをいち早く敏感にキャッチするなどの工夫も求められます。

年収の目安

スポーツインストラクターの年収の目安として、正社員で企業（スポーツクラブなど）に就職した場合の一般的な年収は約３００万円程です。
アルバイトの場合の相場は、時給１０００円前後です。フリーであれば、仕事の量次第で年収が変動します。

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