教室長・スクール運営(塾・家庭教師)の仕事内容と年収
教室長・スクール運営(塾・家庭教師)とは、塾に通う生徒たちの成績向上と志望校合格に努めると共に、保護者との連携を密にし生徒の成績向上のための具体的なアドバイスや家庭の教育方針についての話し合いをしたり、様々な進学情報を提供する仕事です。
日々の業務としては、生徒に対する授業、保護者に対する面談はもちろん、生徒募集のための営業戦略を立てたり、教室で働く職員の授業力のみならず接客マナーも含めた育成を行うなど、多面的な業務があります。地域全体の学力向上に寄与することを念頭に入れたイベントを開催することもあります。
業種的には物理的な物の販売を中心としないサービス業にあたるため、ただ授業をし、成績を上げればいいというのではなく、教室の雰囲気を保ったり、来客に対するサービス、接客マナーも求められる仕事です。
必要な知識・スキル
教室長・スクール運営(塾・家庭教師)をやっていくには、高い学力が必要です。入試問題を生徒の3分の1以下の時間で、より多くの回答パターンを出す程度の能力は必須です。生徒の受験指導を行いますので、最終学歴が高い方が生徒や保護者からの見栄えは良いです。
学校の教員免許は持っている方が良いですが、必ずしも必要とは限りません。教員免許取得の過程で教壇に立つ機会がありますので、その経験は役に立ちます。
指導可能教科によっては、その方面の資格(英語指導なら英検やTOEICなど)がある方が有利と言えます。
また、教室運営に携わりますので、経営に関する知識が全くないと苦労することになります。
仕事の適正
教室長・スクール運営(塾・家庭教師)というのは教室の運営の責任を負うわけですから、高い問題解決能力や判断力が必要となります。授業のこと、運営数値のこと、様々な生徒の状況把握等を常に同時に行い、即座に解決する必要があるからです。
また、授業をするにあたり、高いパフォーマンス力や説明スキル、話術が必要となります。淡々と説明するのではなく、より分かりやすい方向から説明しなければ、苦手な生徒には伝わりませんし、生徒たちを飽きさせないためにも、話術を巧みに、全身でパフォーマンスをしながらひきつける必要があるからです。
年収の目安
大手の塾などの教室長や運営責任者ですと、サラリーマンですので、年収500万~800万程度となります。
個人経営だと生徒数にもよりますし、自分以外に教員を雇うのか、教室の家賃などの要因も大きいので、赤字になる場合や、年収1000万を越える場合まであります。
転職お役立ちガイド編集部
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