ルートセールスの仕事内容と年収
ルートセールスの仕事は、すでにマーケットを蓄積して顧客を持つ企業が新製品などを説明して回るものです。
特に、営業の経験がなくても挑戦できる仕事で、取扱商品をアプローチからクロージングまで話すことが求められます。
新規の飛び込み営業と違い、営業マンは代わっても、お客や取引先に企業の名刺を出すと理解は示してくれます。
そのために、お客様との初対面は難なく通過することができます。ただし、それと商品や製品を販売することは別物で、人が代わることで売り上げが下がることも、倍増することもあり醍醐味を感じられます。
大切なことは、前営業担当者のすすめた商品や、すでに納入されている商品を把握して、何か問題が無かったかなどを調べてから営業活動をすることが重要になります。ルートセールスのポイントは、取引先や顧客の管理記録を有効に活用することです。
必要な知識・スキル
ルートセールスは、同じ取引先を巡回するので、同じ人と何度も面会することになります。
会うたびに、前回と同じ話をしてしまっては飽きられてしまいます。また、役職や年齢も様々なクラスに面談することになるため、幅の広い知識と趣味を持つ必要があります。相手に合わせて、引き出しがたくさんある人が商談をすすめる上で重要になります。
また、製品によっては外国の人とも面談することになりますので、英会話の勉強なども必要になります。
顧客管理は、どんなに小さなことでもメモをしてパソコンに打ち込み、検索して即座に閲覧できるような技術を持つと武器になります。
仕事の適正
ルートセールスに向いている人は、人の観察力があり、聞き上手で少しお節介ができる位の人が好いのです。
商品や製品の販売ではありますが、それ以前に自分を売り込めなければ売り上げを伸ばすことはできません。
自分を売り込むためには、一人ひとりの取引先の担当者を良く知らなければなりません。組織の人であれば、その人の仕事の範囲や責任の持ち方、上司との人間関係、住まいはどこなのか、子供はいるのかなどは、何気ない会話の中から聞き取る必要があります。
相手を知り、その人が気になっている事を、サポートできる提案をすることが結果的に売り上げに通じてきます。
相手が喜ぶことを見つけられる人は、ルートセールスのトップに躍り出る可能性があるものです。
年収の目安
ルートセールスの年収は、月収20万円プラス営業手当で23万から30万円くらいからスタートするのが一般的です。
業種によっては、これに売り上げに応じて歩合が加算されて支給されるところもあります。
転職お役立ちガイド編集部
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