プロジェクトマネジャー（通信・ネットワーク設計・構築）の仕事内容と年収

プロジェクトマネジャー（通信・ネットワーク設計・構築）はプログラマやシステムエンジニアを統括してネットワークや通信に関するプロジェクトを完成に導くのが役目です。
プロジェクトに必要な人材を集めてチームを作り、役割を割り振ります。そして、必要な予算とスケジュールを組み、進捗状況に問題がないかをチェックするのが主な仕事と言えるでしょう。
通常、現場で指揮を取るのはプロジェクトリーダーかプロジェクトディレクターの役割で、プロジェクトマネージャーは直接作業に参加することはありません。その代わり、経営的視点も含めた広い視野でプロジェクト全体を敷衍し、問題点が見つかればその解決をに取り組みます。
また、プロジェクトを実行に移す前に、クライアントの要望を聞き、予算についての交渉をするのも重要な仕事です。場合によっては、外部に対してスポークスマン的な役割も果たさなければなりません。

必要な知識・スキル

プロジェクトマネージャーの仕事は、新入社員がいきなり出来るものではありません。通常は、プログラマやシステムエンジニアとして技術を磨き、その後にプロジェクトリーダーとして現場を指揮する経験を積み、最終的にたどりつくのがプロジェクトマネージャーの役職なのです。
一流のプロジェクトマネージャーになるにはその間に、技術力、マネジメント能力、人脈作りなどを積み重ねなければなりません。いかに実りある時間をすごしてきたかという、その経験こそが問われる役職だと言えます。
これがなければ駄目という資格は特にありませんが、国家資格にプロジェクトマネージャ試験というものがあります。これを取得しておくと、情報システム開発の監督責任者として一人前である証になりますので転職などの際には有利に働くでしょう。

仕事の適正

プロジェクトマネージャーとしてもっとも大切なのは、現場をまとめる統率力です。したがって、日頃からリーダーシップを発揮する人間であれば向いていると言えるでしょう。
ただし、精神論を盾に勢いだけで引っ張っていくようなタイプではこの仕事はこなせません。タイトなスケジュールの中で求められた結果を出さなくてはならないので計画性があり、順序だてて物事を進められる人間が求められているのです。
大きなプロジェクトになると問題はあちこちから生じてきます。そんな時は慌てず、問題に優先順位をつけ、ひとつひとつ着実に解決を図っていくことが大切です。それを実行できる冷静さと論理的思考を持ちあわせた人材こそがこの役職には必要とされるのです。

年収の目安

平均年収は650万円程度で、40代で700万円を超えるといったところでしょうか。
ただし、大型のプロジェクトをこなした経験があれば、年収1000万円以上は十分可能です。

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