人事の仕事内容と年収
人事の仕事は、採用と評価・任用と給与や労働時間を含めた労務管理、そして福利厚生や人材育成と多岐に渡ります。採用は定期採用もありますし臨時採用もあります。また、評価・任用については適正な評価ルールの運用や公平な任用が求められます。特に組織体系やその責任者の任用については会社の経営を左右する重要な仕事であるため、経営トップの意向も十分確認しながら行うことになります。
労務管理については、労働基準法等に則って厳格に管理をする必要があるためコンプライアンスも重要な仕事の一部になります。福利厚生や研修等の人材育成については、予算という制約条件はありますが、創意工夫が求められる仕事です。企業は人が一番大事と言われますが、従業員が安心して積極的に能力を発揮することができる環境を作ることが人事の仕事だといえます。
必要な知識・スキル
人事として働く場合は、どの会社で働くかに関わらず関係する知識として労働関係法規の知識が求められます。特に労働基準法や労働契約法、労働組合法、男女雇用機会均等法等の法律違反があった場合は、企業名の公表がありますし、労働関係での裁判になってしまうと会社のブランドに傷がつきますので、そういった事態にならないように事前に対処する必要があるのです。
また、将来会社をしょって立つ人材を採用する必要があるため、人を見る目が最も求められる仕事といえるでしょう。このスキルは、センスだけではなく、多くの人を見て多くの経験を積むことによって生まれるものであるため中長期的な努力も必要でしょう。
仕事の適正
人事の仕事をする場合は、社内の全員の性格、長所、短所、将来性や能力を把握する必要があるため、コミュニケーション能力を有していることは欠かせません。自己の主張ばかりするタイプでは人事は務まりにくく、人の話しを良く聴くタイプがこの仕事に向いているでしょう。また、人間性の中でも公平だという点が重要な適正となるでしょう。
また、評価を行うとともに給料や経歴など従業員の多くの情報を自然と握る部署になるため、自分が偉くなったと感じてしまうようなタイプは向いていないでしょう。謙虚な姿勢を持ち、公平な目で人材を見ることが求められる仕事です。
年収の目安
平均年収は、20代で400万円、30代で500万円程度が目安と言われています。
管理職になれば1000万円以上が狙えるでしょう。
転職お役立ちガイド編集部
最新記事 by 転職お役立ちガイド編集部 (全て見る)
- 定年後の仕事と働き方について - 2017年5月12日
- 中高年の転職、失敗の原因と対策 - 2017年4月14日
- 面接の受付でのマナーどんなことに注意するべき? - 2017年3月21日