マーチャンダイザー、バイヤーの仕事内容と年収
マーチャンダイザー、バイヤーの仕事は、年間52週の四季に応じて、売れ筋商品を見極めた商品の仕入れを担当し、目標とするお店の年間数字を達成するのが仕事となります。
ただし、マーチャンダイザーは、売れ筋商品やこれから売れるであろうと思われるニーズ商品を発見して、その商品を独自のメーカーに仕様を全て指定し、更に発注数および納入額・納入日を決めるのがメインの仕事となります。また、商品構成全体の責任を持ちます。
バイヤーの仕事は、マーチャンダイザーのように仕様発注までは行いませんが、商品構成の中で一つの分類を受け持ち、その分類の目標数字を達成するために商品の仕入れだけでなく、品揃えやお値打ち価格、品種の価格ゾーン、店舗における品揃えやレイアウト・ゾーニング、また販売促進のためのチラシ構成や商品仕入れなどを担当するものです。
必要な知識・スキル
マーチャンダイザー、バイヤーは、数字と言葉に強くなければ務まりません。
会社が目標とするところは、売上高だけではなく、粗利益高を達成しなければなりませんので、売れ筋商品を見つけることは重要な役目ではありますが、利幅の無い仕入れでは利益がとれません。どのようなものでも安ければ売れるものです。
そのために、全国・全世界に取引が可能な生産者の人脈構成が必要になります。売れ筋商品は、すぐに品切れになるので商品調達が最優先になるためです。
電話一本で、同じものを仕入れる人脈がなければ仕事になりません。そのために、常に商品を送ってもらえる信頼関係を築いていることと、言葉も日本語だけでなく、英語などを話せるだけでなく、流通用語に堪能な言語を要求されます。
仕事の適正
マーチャンダイザー、バイヤーは、お店を見に行くことが好きな人が向いています。
新しくお店が出来たとなれば、それが小さな野菜屋やパチンコ屋であっても出向いて、どのようなモノが売られているのか、どんな人が来ているのかと、商品と人間に興味を持つ人が適正があるといえます。
また、仕入れは交渉ごとになるので、人が良いだけではビジネスになりません。しかし、嘘を言う人は絶対になれません。
冷静な態度で駆け引きのできる手腕が求められます。また、取引は一過性のものではありませんので、取引先との人間関係を良好に保つためのコミュニケーション能力が必要です。
年収の目安
マーチャンダイザー、バイヤーの年収は、年齢によるので経験値が加味されます。
バイヤーは400万円から、マーチャンダイザーは600万円からがスタートで、後は実積で1000万円~2000万円と幅があります。
転職お役立ちガイド編集部
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