記者の仕事内容と年収
記者という仕事は、テレビ・ラジオ、新聞雑誌などで社会の様々な状況を、本人の見た観察力で文章表現をして、読者に伝達する役割を持つ人をいいます。
ただし、小説家とは違い、個人の意見を述べるものではなく、客観的に事象を捉えて、端的な文章力を要求されます。
新聞報道などでは、それぞれ担当が分かれており、政治や警視庁などの記者は知られているところです。
仕事の内容は、特に何の用事が無くても警察や議員会館を回って記事があれば文章にします。地方では、街中を巡りお店がオープンしていたり、子どもの川遊びなどにも関心を持ち記事を探しています。
夜討ち朝駆けは有名な話ですが、政治部で総理大臣専属に就いた者は、夜も朝も関係なく記事を追うこともあります。
しかし、記事にできる内容は100の事象があっても、1つ記事にできるかどうかといったものです。
必要な知識・スキル
記者は、自分で見たり聞いたりした取材内容を文章で表現をするために、文章を書き、まとめる能力が必要です。
そのためには、基本的に漢字と語彙を多く知識として持っていなければなりません。ただし、誰にでもわかり易く文章を書かなければならないので、論文や学者表現・作家である必要ありません。漢字検定などに挑戦するのは、文章を書く上で必要になります。
また、昔は紙と鉛筆があれば勤まるといわれていましたが、今はパソコンやその周辺の機器の操作が必要になります。
文章の文字数が限られており、200字と言われればその字数で収められるような特訓が必要です。
取材を行う機会が多く、見知らぬ人に会って、短時間に会話を弾ませる交渉力も要求されます。
仕事の適正
記者は好奇心旺盛な人が向いております。
人が集まっていたり、道端に行列があれば、必ず覗いて何があるのかを聞いたり、列の先頭まで行ってみる人が好いのです。それが自分にとって損得で動いているものではありません。
世の中の様々な事象や出来事に対して、関心を抱き、常にどうしてだろうという疑問を持っている人、更に、その原因究明のために行動力を起こす人が適しています。そうして、行動を起こすと、あらゆる角度からの洞察力を持ち、核心に近づくことに喜びを感じる人です。
そうして、常に冷静に物事を観察できる人でなければなりません。
年収の目安
記者は、育てていくという定期採用が多いのが特徴です。
従って、大学卒で25万円くらいがスタートとなります。転職で腕利きとなれば1000万円を超えることもあります。
転職お役立ちガイド編集部
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