ITコンサルタント(ソフトウェア&ネットワーク)の仕事内容と年収
ITコンサルタント(ソフトウェア&ネットワーク)の役割は、主にIT企業に対してソフトウェアやネットワークに関する経営的な課題を分析し、その解決法を提言することにあります。
システムエンジニアの役割があくまでもひとつのプロジェクトに対しての課題を分析、克服するものであるのに対して、ITコンサルタントは企業全体を俯瞰し、経営的な視点から問題に取り組むのが特徴です。
中にはソフトウェアのシステムを活用することで経営コンサルタントの領域まで踏み込み、財務関連の改善や経営戦略の見直しに関しての助言を行う者もいます。
一番のポイントは、クライアントに最新の技術を提示することではなく、ニーズにあった技術やシステムを提供することです。人と技術のベストマッチングこそがこの仕事において目指すべきものだと言えるでしょう。
必要な知識・スキル
ITコンサルタント(ソフトウェア&ネットワーク)になるには極めて高い専門知識が要求されます。そのため、広く浅い知識を持っているよりは、専門的な分野を深く熟知しておいた方が成功する確率は高い傾向にあります。中途半端にIT全体の知識を持っていても現場においては役に立たない場合が多く、それならば限定的な分野のコンサルタントとなった方がクライアントに有効なアドバイスができるということです。
また、ITに関する知識だけではなく、ビジネスや経営に関する理解力がなくてはこの仕事は務まりません。さらに、それをクライアントに伝える提言力が必要なのは言うまでもないでしょう。
仕事の適正
クライアントの話を理解し、それを踏まえてこちらから提言するのが仕事の基本ですから対人コミュニケーションが苦手だという人にはこの仕事は務まりません。
さらに言うなら、おしゃべりが得意であるということとコミュニケーション能力があるということもイコールではありません。クライアントの中にはITのことなど何も知らない人も少なくないわけで、そういった人たちは専門家から見れば頓珍漢なことを言っているように見えます。しかし、その言葉の中から相手の求めていることを読み取り、適切に翻訳できないとクライアントを満足させることはできないでしょう。
つまり、この仕事においては話し上手であることと同じくらい聞き上手であることが大切なのです。
年収の目安
ITコンサルタント(ソフトウェア&ネットワーク)の平均年収は600万円程度です。
しかし、独立して仕事が軌道に乗れば、1000万円を超える年収を得ることも十分可能です。
転職お役立ちガイド編集部
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