2016.05.05職種の紹介

財務、会計、経理の仕事内容と年収

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財務、会計、経理の仕事は経営に直結した大事な仕事です。大企業であれば金融商品取引法、それ以外の会社の場合でも会社法に基づいて決算を行う必要があり、この仕事を行うのが経理の仕事です。またそれに付随して法人税の確定申告等の税務処理を行う場合も多いです。また、決算書の分析を行うことで経営課題を抽出し経営トップへの報告を行い、それに対する提言をするという重要な役目もあります。経営計画を立案する場合は企画部門等と連携してまとめ役を努めることになります。
単に数字をまとめるということではなく、常に事業の実態と現場の状況を把握した上で経理処理を行い、経営課題に対して敏感であることが求められます。経理職能の中でも立場があがってくると経営者の感覚を強く求められることになり、経営トップに近い距離でサポートを行う参謀役という役割をすることも仕事です。

必要な知識・スキル

財務、会計、経理の仕事に求められる知識やスキルの代表的なものとして簿記があります。簿記検定等で客観的に判断できるスキルでもありますので、就職の際は簿記の資格を持っていると有利でしょう。また、数値の分析等を行う必要があるため一定の計算スキルや情報機器を扱うスキルも求められます。
さらに、会社のお金の出入りは会社法や税法、金融商品取引法、犯罪収益移転防止法、独占禁止法等の法令と強い関連がありますので一定の法務知識も必要になります。
会社の中のすべての部署と連携が必要ですので、コミュニケ―ションスキルの高さも要求されます。

仕事の適正

財務、会計、経理は会社の公金を扱う立場にあるため、常に公平で厳正な処理を行うことができる人間性が求められます。私腹を肥やす行動は論外ですが、処理を行ったり決裁をする場合に損得だけの判断ではなく善悪の判断がいつも冷静にできる精神力を持っている人が、この仕事の適正がある人といえるでしょう。
また、数字の計算等が得意であることはこの仕事の適正の一つでしょう。さらに、単調な反復処理業務も含まれていますが、その積み重ねとして会社全体のお金に関する状態を示す決算書を作ることになるため、粘り強さがある人もこの仕事に適しているといえます。

年収の目安

財務、会計、経理の年収は、20代は平均350万円前後、30代で450万円前後が目安です。
課長級レベルで600万円以上、役員クラスになれば1000万円以上も狙えます。

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転職お役立ちガイド編集部

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