用地仕入れ、不動産開発(不動産)の仕事内容と年収
用地仕入れ、不動産開発(不動産)は、新築マンションや新築戸建を分譲している不動産業者において、分譲するための用地を仕入れる仕事です。売り出されている土地では、仕入れ値が上がってしまうため、まだ市場に売り出されていないような安い売り土地を探す必要があるため、不動産業者からの売り土地情報を仕入れることが非常に重要です。また、分譲地となる土地は、比較的大きなものを仕入れるため、開発許可を受け分譲開始までの間、その土地に関するリスク管理も主な仕事の一つです。用地の仕入れから、宅地開発まで土地に関する全ての業務が関連していますので、用地仕入れ、不動産開発(不動産)は土地のスペシャリストにしかできないといっても過言ではありません。
不動産業界のなかにあっても、用地仕入れを専門にする人間は非常に少ないといえます。
必要な知識・スキル
用地仕入れ、不動産開発(不動産)は、土地の売買か絡んできますので、土地売買に関する知識と経験が必要です。地方都市の不動産業者であれば、農地を仕入れることがあるので、農地取引に関する知識も不可欠です。また、土地売買に関する税金の知識があれば、用地交渉に役立ちます。もちろん、不動産売買が絡みますので、宅地建物取引主任者の資格があれば、有利だといえます。
他にも、用地仕入れ、不動産開発(不動産)は開発許可を要することがほとんどなので、都市計画法と建築基準法の知識は、最低限持ち合わせておく必要があります。
仕事の適正
用地仕入れ、不動産開発(不動産)は、すでに売り出されている土地ではなく、買取り交渉を行うことがほとんどのため、まず、その土地が本当に分譲地として適合しているかどうか、都市計画法や建築基準法を踏まえて判断できなければなりません。更に、市場の相場動向を踏まえ、事業計画を立て、買取り価格の計算も出来る必要があります。
また、用地の買取り交渉を、直接所有者と行うことがほとんどなので、非常に優れたコミュニケーション能力と交渉術が必要です。複数の土地にまたがる分譲地の場合は、所有者も複数存在することがありますので、バランサーとしての立ち回りも必要です。
年収の目安
特殊な業務が中心ですが、年収は400万から500万程度が目安です。
しかし、歩合制などの給与形態を導入しれば、年収2000万以上も可能です。
転職お役立ちガイド編集部
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