施工管理(建築、設備)の仕事内容と年収
施工管理(建築、設備)は、家を建てたり道路工事をしたりする際に、現場をまとめる現場監督のことです。現場に関わる全ての責任者であり、工事の進捗管理、現場の安全管理などはもちろん、作業員の勤怠管理や掃除、雑用なども行います。また、設計者や外注業者と打ち合わせや交渉などを行い、工事が期限内に円滑に進むようにするのも仕事の一つです。新築物件、改修工事、道路工事など現場によって多少業務の形態や勤務時間なども変わってきますので、現場によって臨機応変に業務を行う必要があります。
施工管理(建築、設備)は工事の現場には必要ですので、資格を持っていて、ある程度経験や知識がある方はとても重宝されます。残業や休日出勤等が比較的に多い職種ではありますが、やりがいや達成感を求めて施工管理の資格取得を目指す方も多いです。
必要な知識・スキル
施工管理(建築、設備)は施工管理技士の国家資格が必要です。施工管理技士は建築の他にも、土木、管工事、建設機械など様々ありますので、自分の現場に必要なものの資格取得が必要です。また、1級か2級かによってもできることの範囲が変わってきます。実地試験と筆記試験があり、受験の際にも様々条件がありますので注意が必要です。
建築や設備に関する知識が必要ですが、現場によっては塗装や防水などの専門的な知識が重宝される場合もあります。他にも、マネジメントスキルや、現在では管理などにパソコンや専用ソフトを使用することも多いので、パソコンスキルも多少あると良いです。
仕事の適正
施工管理(建築、設備)は多くの人を管理しなければなりませんので、人をまとめあげることのできる人間性が必要です。職人や施主、建築者などとの打ち合わせなどが多いので、それらをスムーズに進められるコミニュケーション能力や物事をうまく進めるための交渉ができるかどうかという点も重要視されます。また、現場において万が一何らかのトラブルや事故、苦情などがあった場合には迅速かつ臨機応変に対応できる手腕が求められます。
直接施工することはありませんが、現場は屋外のことが多いので、暑さや寒さに耐えられる体力も必要です。
年収の目安
施工管理(建築、設備)になりたての場合には年収350万円前後からスタートという場合が多いです。
しかし、現場の経験を積んで大きな現場を任せられるようになれば年収1000万円も可能です。
転職お役立ちガイド編集部
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