アセットマネージャーの仕事内容と年収
アセットマネージャーとは、投資家から依頼を受けて、投資資金を不動産投資などで運用することを目的とした仕事です。投資のための資金を持っている人でも、必ずしも自身が資産運用に適した能力を持っているとは限りません。そこで資産運用のプロフェッショナルが資金を預かり、代わって不動産資産への投資を行い価値を増やすことを仕事としています。この不動産投資の代行の仕事の概念は、アメリカを発祥とするものであり、その後日本の不動産や金融業界にも導入されてきた経緯があります。
不動産を対象として資産運用を任せたいという資産家からのニーズが高くなると共に、この仕事のチャンスが増えています。アセットマネージャーが職場とすることができる場所としては、不動産会社や信託銀行、あるいは投資顧問会社などが活躍できる場所としてあります。
必要な知識・スキル
アセットマネージャーにとって必要な知識としては、特に不動産投資に関する理解が高く求められます。経済や投資に関する基礎的な知識はもちろんのこと、不動産業界や不動産を利用しての投資の手法について、十分な知識を持っていることが重要な点です。
不動産投資は、比較的安定した長期に渡る投資である事が多いです。それでも不動産相場など市場の成り行きを予測して、投資家から託された資産を増やしていく判断力がなければなりません。また、アセットマネージャーは、投資家に対して情報公開を行う必要があり、レポート作成のスキルも必ず必要になります。
仕事の適正
アセットマネージャーに向いている適性ある人物は、冷静に物事を分析することができる能力を持っているかどうかです。投資は状況を把握しての冷静な判断が、成功に結びつきます。投資では私的な感情が失敗を導く要因としてあり、データと自らの判断を信頼して投資運用を行うことが重要です。
また投資家とアセットマネージャーとは互いに信頼関係で結びついています。このことから、投資家から強い信頼を受けられるほどの誠実な仕事ができる適正を持っている必要があります。投資家から信頼され、投資実績を積み重ねられる素質あるマネージャーは、高い人気があります。
年収の目安
アセットマネージャーの仕事は高い投資能力を必要とし、リスクがある事も考慮して年収は高めの傾向です。
年収で1000万円を超えるケースもあり、実力次第ではさらに高年収を狙うことも可能です。
転職お役立ちガイド編集部
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