正しい企業研究は?転職で成功するために必要な情報収集術
転職活動を始めると、企業のHPの求人情報や転職サイトを眺める時間が増えるようになります。HPを見るだけでその企業の情報が分かるため、「情報収集をしている」といった感覚に陥りがちですが、本当に企業HPをだらだらと眺めていることが「正しい情報収集」なのでしょうか?
このような情報を漠然と見ているだけでは、晴れて転職活動で成功を掴んだとしても、実際に勤務をしはじめてから「思っていた企業と違った」「イメージしていたところではなかった」となる危険性も。こういった残念な結果に終わってしまう転職活動はなんとしても避けたいところですよね。
今回は最高の転職活動をするために必要な情報収集術について、まとめていきます。
IR情報を把握して差を付ける
「IR情報」というものをご存知でしょうか?IR情報は、財務の状況や業績の動向などをまとめた情報で、基本的には主に株主などの投資家に向けた情報となっています。そのなかの「説明会資料」に記載されている「売上高」や「営業利益」「経常利益」を確認することは転職活動の情報収集で非常に効果的です。これらの推移を確認することにより、現時点での企業経営の良し悪しを把握することが出来ます。
また、このIR情報の中の「有価証券報告書」にて、従業員の状況という内容が記載されており、ここを確認することにより、その企業に勤めている社員の平均勤続年数・平均年齢・平均年収まで把握することが出来るようになります。
これらの情報から、企業の現時点の動向や、勤めている社員の状況を掴むことが可能となります。
就職四季報を利用する
IR情報を確認する他にも、就職四季報を活用するといった方法もあります。就職四季報は新卒向けに作られたものですが、昇給率・離職率・残業時間を知ることが出来るため、「給料が上がらない」「残業が多い」といった不安を解消することが出来ます。
また、複数の企業を素早く比較することも可能なので、その企業が他の企業と比べてどのようなメリットがあるかを把握しやすいという利点もあります。
「転職する前のイメージと、転職してからのイメージが違う」とならないためにも、可能であれば1冊、購入してみるのも良いかもしれません。
正しいリサーチ法を掴んで、より良い転職活動を
転職活動を始めていくと、膨大な情報量から「何が正しいか」が見出せなくなってしまいがちですが、
上記のような内容を把握していき、正しいリサーチ・情報収集術を掴んでいくことで、転職活動を有意義にすることが出来ます。手間や時間をかけるものもありますが、より良い企業研究のため、是非取り入れてみてはいかがでしょうか。
転職お役立ちガイド編集部
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最近では、、ネットで企業の評判を調べるのが一般的ですね。
入ってみないとわからないのは困ります。
企業もいろいろですから。ブラック企業には入りたくありません。