編集の仕事内容と年収
編集の仕事というのは、世の中の動きや時代と人々の動向・傾向を読み取り、今、読者がどんなものを読みたいのか、どんなことを知りたいのか、それを考えて本や雑誌のテーマを決め、企画を立てることです。
自分で原稿を書くこともありますが、多くの場合その企画のテーマが得意なライターを選定し、依頼することも重要な仕事になります。
取材が必要であれば取材先の手配をしたり、イラストを描く画家や写真を撮るカメラマンの手配なども行います。
原稿が集まり写真やイラストが揃うと、今度はそれを読者が読みやすいように誌面を工夫しデザインを考え、いろいろな指示を出して印刷所に回します。
ゲラが出来上げると、今度は文字に間違いが無いかイラストや写真のサイズや色が注文通りかどうかを何度もチェックします。
編集は一冊の本や雑誌をまとめあげる縁の下の力持ちの仕事なのです。
必要な知識・スキル
編集の仕事はイマジネーション(想像力)の世界になります。
想像力を育ててくれるものに本があり、より多くの能力を身につけるにはたくさんの本や雑誌を読んだ人が有利といえます。
毎月単行本であれば、10冊か15冊は読んでいることです。
また、本だけでなく、映画や食べ物のこと、犬や猫のことなど、いろいろなことに興味を持つことが仕事に活きてきます。
大学の文学部・英文学・児童文学で、文学史や作家の作品を深く読み込んだりすることで、企画を作り出していく基礎を身につけることができます。専門の養成学校などもあります。
また、新聞などは全国紙・ローカル紙に目を通したり、雑誌や月刊誌は系統立てて読み、記事の切り抜きをすることで知識を向上させることが出来ます。
仕事の適正
編集に適している人は、子どものころからたくさんの本を読んでいる本好きな人です。
より多くの作家たちに向かって、アンテナを張りめぐせていなければなりません。そうして、そのような人たちと接して何気ない会話の中から、新しい本の企画が生まれるものです。その意味でも聞き上手であることです。
編集は本ができるまでには多くの人が関わって作られます。そのために、全体の統率力も求められますし、原稿が上がってこなければ先に進めませんので作家との交渉力も必要です。
そうして、重要なことは時間が不規則なため、体力勝負になるとこが多く健康であることです。
年収の目安
編集の職業は、会社の規模にもよりますが、月収で20万~25万円位からスタートします。
年収でいえぱ300~350万円が一般的です。
転職お役立ちガイド編集部
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