2016.05.05職種の紹介

施工管理(土木、プラント)の仕事内容と年収

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施工管理(土木、プラント)とは、土木工事やプラント建設の現場を指揮し、仕事の内容を管理監督する者のことです。
最初に工事全体の計画を立て、それに基づいたスケジュールの管理、予算管理、安全管理、そして工事そのものの品質管理を行っていきます。
まず、事務所に出勤すると今日行う仕事を確認し、その後現場で図面を見ながら進行状況を確かめ、夜になると事務所に戻ってきて書類を処理しつつ明日の準備をするというのが一日の基本的な仕事の流れです。
その中で、問題点がないか現場のスタッフと話し合い、測量などをして本当に図面通りに作業が進んでいるかを調査し、必要があれば業者に連絡して資材などの発注を行います。
似たような役職に施工監理がありますが、これはクライアント側の立場から現場が設計図通りに進んでいるかをチェックし、もし違っていれば現場責任者に改善を促し、その旨をクライアントに報告するのが仕事です。一見、共通する部分はありますが、請負業者の一員として現場を指揮する施工管理とは全く立場を逆にする職業です。

必要な知識・スキル

この職に就くには国家資格である土木施行管理技士の習得が必須です。1級と2級があり、下請けが3000万円以上の現場を仕切るには1級の資格が必要になってきます。1級の合格率は年によって違いますが、10%を下回ることもある難関です。
必須ではありませんが、クレーン、フォークリスト、大型自動車などの免許は取得しておいた方が便利でしょう。また、図面を正確に読み取る能力はこの仕事に欠かせません。
あとは何と言っても現場とデスクワークを同時にこなす過酷な仕事ですから、健康な体であることはこの仕事を続けていく上で重要な要素です。

仕事の適正

大変な仕事なのでとにかくバイタリティが必要です。いつまでも小さなことに悩むような性格ではこの仕事には向いていません。
とは言っても大雑把な性格でも困ります。土木やプラントの工事は一歩間違えると大事故につながるので繊細さと冷静な分析力は欠かせません。
そして、工事はチームで行うものなので、それをまとめ上げるリーダーシップやコミュニケーション能力が大切です。
粘り強さといざという時の決断力も必要で、人間としての総合力が試される仕事だと言えるでしょう。ただ、最初からそのすべてを身につけている人はいないので、仕事を通して自分を磨いていこうとする意欲が何よりも重要です。

年収のめやす

平均年収は450万程度です。
しかし、20代では370万円、30代では460万円、40代では570万円と年齢を重ねることで着実なアップが期待できます。

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