経営企画、事業企画の仕事内容と年収

経営企画、事業企画の仕事は、経営の中枢を担う重要な役割を果たす職能です。特に経営企画の仕事は、経営トップの意向を受けながら、会社の現状分析を行い、中長期的な計画及び短期計画を策定して、それに基づいて経営資源の配分を行うのが仕事です。これに対し事業企画は、事業計画の策定にも参画しますが、事業の推進を主な業務としています。現在の業務の見直しや業務提携、海外進出の推進などを担う、いわば会社のエンジンの役割があります。
会社によっては経営企画の中に事業企画が含まれている場合も多いです。ブランド戦略や財務戦略、人事リソースの配分など多岐に渡る分野の業務の方向性を示す重要な仕事で、トップからの信頼も必要です。経営に関しては相当な能力が求められ、会社の将来を左右する可能性もある責任が重いですが、その分やりがいも感じられる仕事です。

必要な知識・スキル

経営企画、事業企画の仕事をするために必要な知識やスキルは、その業務範囲の広さをカバーするため、ビジネスに関するすべての知識といってもいいでしょう。会社のビジネスの仕組みに精通するには各職能の仕事を深く理解する必要があります。
一方、実務的なビジネスの知識だけではなく、経営学やマネジメント理論、経済理論やマーケティング手法などビジネス理論を修得していることも求められます。そのため、経営学修士（ＭＢＡ）を取得しているとこの仕事をする上ではプラスになるでしょう。また、ビジネスに関わる法律についても基本的な知識が求められます。

仕事の適正

経営企画、事業企画は、物事を大局的に見る能力が求められると同時に、戦略的な思考ができることも要求されます。簡単に言えば、物事を深く考え洞察力がある人が経営企画、事業企画の仕事に適性があるでしょう。また、社内の多くの人間を巻き込んで仕事を進めるにあたって効果的なプレゼンテーションを行うことができることも適正の一つです。
さらに、経営トップから信頼を得られなければこの仕事を任されることはないでしょうし、各部署との調整を行うことも多くなりますので、人間的な魅力が必要でしょう。経営トップではありませんのでカリスマ性は必要ありませんが、人から信頼される人間性を持っている人が適正があると言るでしょう。

年収の目安

経営企画、事業企画の年収は、２０代で４００万円以上、３０代で６００万円以上が期待できます。
また、それ以上の年齢になれば１０００万円以上はかなりの確率で期待できるでしょう。

The following two tabs change content below.

• この記事を書いた人
• 最新の記事

転職お役立ちガイド編集部

多くの方に目的達成できる転職をしていただくために、転職に役立つ情報を発信していきます。

最新記事 by 転職お役立ちガイド編集部 (全て見る)

• 定年後の仕事と働き方について - 2017年5月12日
• 中高年の転職、失敗の原因と対策 - 2017年4月14日
• 面接の受付でのマナーどんなことに注意するべき？ - 2017年3月21日